「Webサイトを作りたいけれど、テンプレートデザインで作るのとオリジナルデザインで作るの、どちらがいいのかわからない」
そんなご相談をよくいただきます。
実際、どちらにもメリット・デメリットがあり、“目的に合った選択”をすることが大切です。
テンプレートサイトとは?
テンプレートサイトは、あらかじめデザインや構成が用意されたフォーマットを使って作るWebサイトです。
WordPressテーマ、Wixなどが代表的な例です。
メリット
- 制作コストが低く、短期間で公開できる
- デザインや構成が整っているため、初心者でも扱いやすい
- 保守・更新が比較的簡単
デメリット
- デザインの自由度が低く、他サイトと似やすい
- 仕様に制限があるため、独自機能の追加が難しい
- SEOや表示速度が最適化されていない場合もある
オリジナル制作とは?
オリジナル制作は、デザインから構築、機能開発までを一から設計する方法です。
メリット
- 自社のブランドや目的に合ったデザイン・機能が実現できる
- SEOやパフォーマンスを最適化できる
- 拡張性・柔軟性が高く、将来的な運用にも強い
デメリット
- 費用・期間がテンプレートよりかかる
- 要件定義や設計の段階でしっかり打ち合わせが必要
選ぶときの判断基準
では、どうやって選べばよいのでしょうか?
Webエンジニアの立場から見ると、「目的・予算・運用体制」の3軸で考えるのがポイントです。
| 判断基準 | テンプレートサイトが向いているサイト | オリジナル制作が向いているサイト |
|---|---|---|
| 目的 | 名刺代わり・情報発信中心 | ブランディング・集客・機能重視 |
| 予算 | 〜30万円前後 | 50万円以上(規模による) |
| 運用体制 | 自社で簡単に更新したい | 長期的に育てていきたい |
エンジニア目線のポイント
技術者として注目すべきなのは、「後から変更できるか」です。
テンプレートサイトは柔軟性に限界があり、途中で機能拡張やデザイン刷新を行うと結局「作り直し」になることも。
一方、オリジナル制作は最初に設計コストがかかりますが、後の運用コストを抑えられるケースが多いです。
短期コストよりも、長期的な運用コストを意識することが重要です。
どちらも「正解」
- テンプレートサイト → スピード重視・小規模事業に最適
- オリジナル制作 → ブランド強化・本格集客を目指す企業に最適
どちらを選ぶにしても、「何のためにWebサイトを作るのか」を明確にすることが成功への第一歩です。