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2025/11/05 CMS|WEBサイト|WordPress|デザイン|ホームページ|制作会社

「Webサイトを作りたいけれど、テンプレートデザインで作るのとオリジナルデザインで作るの、どちらがいいのかわからない」
そんなご相談をよくいただきます。
実際、どちらにもメリット・デメリットがあり、“目的に合った選択”をすることが大切です。

 

テンプレートサイトとは?

テンプレートサイトは、あらかじめデザインや構成が用意されたフォーマットを使って作るWebサイトです。
WordPressテーマ、Wixなどが代表的な例です。

 

メリット

  • 制作コストが低く、短期間で公開できる
  • デザインや構成が整っているため、初心者でも扱いやすい
  • 保守・更新が比較的簡単

 

デメリット

  • デザインの自由度が低く、他サイトと似やすい
  • 仕様に制限があるため、独自機能の追加が難しい
  • SEOや表示速度が最適化されていない場合もある

 

オリジナル制作とは?

オリジナル制作は、デザインから構築、機能開発までを一から設計する方法です。

 

メリット

  • 自社のブランドや目的に合ったデザイン・機能が実現できる
  • SEOやパフォーマンスを最適化できる
  • 拡張性・柔軟性が高く、将来的な運用にも強い

 

デメリット

  • 費用・期間がテンプレートよりかかる
  • 要件定義や設計の段階でしっかり打ち合わせが必要

 

選ぶときの判断基準

では、どうやって選べばよいのでしょうか?
Webエンジニアの立場から見ると、「目的・予算・運用体制」の3軸で考えるのがポイントです。

 

判断基準 テンプレートサイトが向いているサイト オリジナル制作が向いているサイト
目的 名刺代わり・情報発信中心 ブランディング・集客・機能重視
予算 〜30万円前後 50万円以上(規模による)
運用体制 自社で簡単に更新したい 長期的に育てていきたい

 

エンジニア目線のポイント

技術者として注目すべきなのは、「後から変更できるか」です。
テンプレートサイトは柔軟性に限界があり、途中で機能拡張やデザイン刷新を行うと結局「作り直し」になることも。
一方、オリジナル制作は最初に設計コストがかかりますが、後の運用コストを抑えられるケースが多いです。
短期コストよりも、長期的な運用コストを意識することが重要です。

 

どちらも「正解」

  • テンプレートサイト → スピード重視・小規模事業に最適
  • オリジナル制作 → ブランド強化・本格集客を目指す企業に最適

どちらを選ぶにしても、「何のためにWebサイトを作るのか」を明確にすることが成功への第一歩です。