「ホームページを作るにはどれくらい時間がかかるの?」
「どんな流れでできていくの?」
「何を準備しておけば良い?」
このような疑問があると制作を依頼をするのも不安になってしまいますよね?
今回は、ホームページができる工程や、期間について解説していきます。
ホームページができるまで
当社での制作の流れを紹介します。
制作会社によって違いはありますが大きな流れは変わりません。
- 準備
- 打ち合わせ
- 見積もり
- 素材の準備
- デザイン
- 構築
- テスト
- 公開
それぞれの工程で具体的に何をするのかをつづいて解説します。
1〜3 発注前の工程
1.準備
2.打ち合わせ
3.見積もり
発注前の工程は3週間ほどになる場合が多いですが、
制作するホームページの規模によってはさらに長い時間をかけて、詳細に打ち合わせを重ねてサイトの設計や機能を決めていきます。
1.準備
制作会社に依頼をする前に社内で、下記のようなことを決めておきましょう。
- 目的
- ターゲット
- 予算
- 公開時期
- デザインのイメージ
- 参考サイト
いろいろと決めることがあるなぁと感じられるかもしれませんが、詳細なところまでは考えなくても大丈夫です。大まかな目安がわかれば良いという程度になります。
下記がそれぞれの項目の例です。
目的:
名刺代わり(会社案内)・認知拡大・集客・求人・ブランディング
ターゲット:
エンドユーザー・企業クライアント・30代女性・求職者
予算:
20万円前後
公開時期:
5月末までに
デザインのイメージ:
信頼感・かっこいい・活気のある・落ち着いた
参考サイト:
作りたいイメージに近いホームページをピックアップ
これらの情報を箇条書きでも良いので簡単にまとめておくと、制作会社への依頼の段階で伝えることができます。
この情報をもとに制作会社である程度の提案内容を準備できるため、初回の打ち合わせがスムーズに進みます。
2.打ち合わせ
初回の打ち合わせでは、事前に上記の内容を伝えている場合には、さらに詳細に目的やデザインの方向性などを決定していきます。
ここでまずは「こんなことがやりたい」と言うことを伝えましょう。それが予算や納期内でできそうかなどは、ある程度その場で答えを聞くことができるでしょう。
3.見積もり
打ち合わせでヒアリングした内容を元に、必要なページや機能を予算や納期を考慮して見積もりを作成します。
見積もりに必要な機能やページが料金に含まれているか確認しましょう。
ホームページ制作には、デザインや構築といった制作費以外にも、保守管理費やオプションとなる撮影費などが必要となる場合があります。
この辺りを含めて打ち合わせでの内容と整合性があるか確認しましょう。
見積書の内容で発注となれば契約書を交わした後に、制作開始となります。
4〜7 制作の工程
4.素材の準備
5.デザイン
6.構築
7.テスト
制作の工程は5ページほどのホームページ制作であれば、2〜3ヶ月の期間になります。こちらもホームページの規模によって変動します。
4.素材の準備
- ロゴデータ
- 画像
- 原稿
制作会社のデザイン制作に必要な素材を準備しましょう。
具体的には、会社ロゴやキャラクター、商品などの画像データと、会社概要や企業理念、代表挨拶などの文章原稿です。
これらの準備はデザインの制作と並行して進めても問題ありませんが、制作会社への提示が遅れるとその分納期が遅れることも考えられます。
会社ロゴやキャラクターなどのデザインデータは「.ai」と言う名前のイラストレーターのファイルがあると制作会社側で制作するホームページに合わせて様々な調整を行いやすくなります。
必ずしもイラストレーターのファイルが必要ではないので安心してください。
商品画像などは新たに撮影をする場合には準備する必要はありません。
デザインの段階では仮のイメージ画像を配置します。
会社概要や企業理念などの会社独自の情報は必ず必要になります。
制作会社へ情報を渡す際には、書類でも問題ないですが、Wordなどのデータ形式が望ましいでしょう。
代表挨拶やキャッチコピーなどは考案の時間が取れない場合や、思いつかないといった場合があるかもしれません。
そのような場合には「ライティング」オプションを追加することで、デザインの段階で文章を作成します。
しかし、全く白紙の状態から文章を作成することは難しいため、箇条書きでも良いので伝えたいことをピックアップする必要があります。
5.デザイン
- トップページ
- 下層ページ
・トップページ
デザインはトップページから進めていく場合がほとんどです。
参考サイトや、ロゴ、コーポレートカラー、業種などを考慮してデザインを制作します。
トップページのデザインが完成すると、デザインを確認するためのURLが共有されるのでPCで確認ができます。
この時点で、確認するのは全体のデザインの雰囲気や方向性がイメージ通りかと言う点です。
大きくイメージと異なる場合には修正を依頼しましょう。
修正はデザインを再度作り直すような大規模な内容は難しい場合が多いです。
そのような事態にならないために、打ち合わせにて参考サイトやデザインイメージを共有していますから、大規模な修正になることはほぼありません。
しかし、社内でホームページ制作を担当するチームの人数が多いなどの場合には、
意見が割れる、デザイン制作に入ってから新たな考えが生まれるということがあります。
このようなことがないように、発注前の工程の「1.準備」は非常に重要な工程になります。
また、デザインの確定後に再度修正は基本的にはできない場合が多く、別途費用がかかる場合もあります。
文章の修正や、画像の差し替えなどは可能です。
・下層ページ
下層ページとは、会社概要、事業案内、採用情報、お問いわせなどのページのことです。
トップページのデザインが決定したら、基本的にはそのデザインルールを踏襲して下層ページのデザインを作成していきます。
下層ページはトップページに比べると早く完成する場合が多いです。
そのため、会社概要や沿革などの原稿データの準備は早めにしておくことが望ましいのは、こういった理由もあります。
6.構築
トップページ、下層ページのデザインが決まったら、WEBサイトとして機能するように構築作業を行います。
この工程はコーディングと呼ばれることが多いです。
デザインの段階では表現できない、アニメーションや問合せフォームなどの機能を作っていきます。
6-1.撮影
ホームページに使用する写真を撮影する場合には、構築作業と並行して撮影を行う場合が多いです。
デザインの段階では仮の写真が挿入されているので、その写真に近いイメージの写真を実際に撮影していきます。
例えば、デザインの段階では「社長の挨拶」のコンテンツの部分に仮でスーツ姿で社長室で話をしている人物の写真を配置しておき、撮影日に社長にスーツ姿を用意いただき社長室で撮影を行います。
7.テスト
構築が完了したらテストサイトを立ち上げて、実際に公開した場合と同じ環境でテストを行います。
この段階で、URLが共有されるのでホームページの動きや、リンクボタンが意図したページにリンクしているかなど一通りホームページを回遊してみましょう。
テストでは「お問い合わせフォーム」などのフォーム関連の送受信テストも行います。
実際にフォームから送信し、指定したメールアドレスに通知がされるかの検証を行いますので、受信したかを確認しましょう。
このテストは、公開後にも再度行います。
公開は通過点
以上のような工程を経て公開となります。
ホームページ制作の予算や納期を予定通りに進めるためには、依頼する側と、制作会社の連携が必要になります。
そして、ホームページは公開がゴールではありません。
公開はひとつの通過点になります。
ホームページを作った「目的」を思い出しましょう。
公開後は目的達成に向けての運用が始まルので、公開はひとつの通過点となります。
記事を投稿したり、実績を掲載するなどしてホームページを育てていきましょう。
まとめ
ホームページ制作の流れについて解説しました。
制作会社によっては違った流れとなる場合もありますが、大きくは変わらないでしょう。
スムーズに制作が進み、無駄な追加の費用が発生しないように事前の準備をしておきましょう。