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2024/02/20 WEBサイト|ホームページ|制作会社

ホームページを作る方法は2つあります。
「自分で作る」か「プロに依頼する」かです。

 

「自分で作る」場合にはスキルが必要です。
インターネットにはホームページ制作に関する情報が溢れていますし、YouTubeなどのでも動画を見ながらホームページ制作の方法を学ぶことは可能です。
また、専門的なコードを知らなくてもホームページが作れるサービスやツールも多くあります。

 

今回は、ホームページを「自分で作る」場合と、「プロに依頼する」場合のメリット・デメリットから、
ホームページ制作の注意点などを解説します。

 

 

「自分で作る」場合のメリット・デメリット

ホームページを「自分で作る」場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

メリット

  • 費用がかからない
  • 自由度が高い
  • 更新が容易

 

「自分で作る」場合の最も大きなメリットは、費用がかからない点です。

制作会社に依頼した場合には、最低でも20〜30万円ほどの費用が必要となります。
この経費を削れることは大きなメリットと言えます。

 

デメリット

  • 専門知識が必要
  • 多くの時間が必要
  • 更新・保守も自分で行う必要がある

 

費用がかからない分、時間はかかると言えるでしょう。
この作業を自社の従業員が行う場合、人件費がかかります。外注費は抑えられますが、完成には膨大な時間が必要となり、人件費は発生します。

 

また、専門的な知識がなくてもホームページを作成できるサービスを使えば時間の短縮にはなります。

しかし、ホームページのデザインは「見た目」だけにこだわれば良いというわけではありません。
ユーザーの使い勝手を考慮したり、SEOを意識した文章作成やタイトルの設定などが必要です。そういった専門的な知識も必要となります。

 

ホームページを「作るだけ」であれば制作に必要なHTMLなどの専門的言語な知識は制作ツールでカバーできるかもしれません。

しかし、経験が必要な要素はは多々あります。
これからをトータルに習得するには本業を行いながらとなると、膨大な時間と手間を要することになってしまいます。

 

 

「自分で作る」場合のデメリットが大きい

上記のように、ホームページを自分で作ることは、メリットよりもデメリットの方が大きいと言えます。

 

「費用がかからない」というメリットは、「膨大な時間を要する」というデメリットに消されてしまいます。
社内で最も大きな経費は人件費ですから、膨大な時間をかけて制作したホームページは一般的な制作費20〜30万円を超えしまう可能性は十分にあります。

 

また、完成するまでの時間が長引けば長引くほど、
本来獲得できていた可能性のある問合せや採用応募などを逃すこととなり、機会損失も大きくなります。

 

このような点から、ホームページ制作はプロに依頼する方がメリットが大きいと言えます。

 

 

「プロに依頼する」場合のメリット

次に「プロに依頼する」場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

  • 高クオリティーのホームページ制作
  • セキュリティーの確保
  • 本業に集中できる
  • 公開日が明確になる

 

高クオリティーのホームページ制作

プロに依頼することで、今まで蓄積された経験や専門知識が活用された高クオリティーなホームページを制作してもらうことができます。

 

ホームページのデザインにおける、オシャレさ・カッコ良さはデザインの一部でしかありません。
ホームページのデザインにはユーザーが使いやすい構成・ボタンの配置、色の印象や、SEOを意識した文章の書き方などの専門知識がトータルに盛り込まれています。

 

このような専門性は経験に裏打ちされたものですから、この部分に対価を支払う意義は十分にあります。

 

 

セキュリティーの確保

ホームページの安全性の確保は非常に重要となっています。

大手企業の情報漏洩の要因として、子会社のネットワークのセキュリティーが脆弱であったために、そこを入り口に侵入される事例も多くあります。

 

セキュリティーは自社の問題だけでなく、関連会社に対する責任とも言える重要な要素です。

 

セキュリティーは専門的な知識が必要になります。
その設定についても、決してわかりやすいものではありません。
また、セキュリティーは万全と思っていても、その想定外の事象が起きる可能性があります。そのような事象を把握し対策を行なってきた経験が制作会社には蓄積されています。

 

このようなことから、セキュリティー面での安全の確保のためにも、プロに依頼する方が良いでしょう。

 

 

本業に集中できる

ホームページ制作は、通常業務と並行して行うことは難しく、社内で行う場合には従業員に過度な負担がかかってしまいます。

 

プロに任せることで、本業に集中でき、
ホームページ制作にかかる時間は、定期的なチェック作業のみとなります。

 

社員に負担もかからずスムーズに制作を進めることが可能となります。

 

 

公開日が明確になる

プロに依頼すれば公開希望日に合わせて、デザインや撮影などのスケジュールを管理してもらえます。

 

「自分で作る」場合には、本業を優先せざるを得ないため、手の空いた時に進めるというような状態になってしまい、いつまでもホームページが完成しないといったことになります。

 

プロに依頼することで、予定通りにホームページを公開することができます。

 

 

「プロに依頼する」場合のデメリット

デメリットはこちらの一点です。

 

  • 制作費がかかる

 

制作費はホームページの規模や機能によって様々です。内容によっては100万円を超える場合も珍しくありません。

 

金額だけを見ると「こんなにかかるのか!』と驚かれる場合もあるでしょう。
しかし、これまで書いてきたように、専門的知識や経験はすぐに習得できるものではありません。
そこにかかった膨大な時間に対する対価として考えると必ずしも「高い」とは言えません。

 

しかし、制作費が妥当かどうかは、一社の見積額だけでは判断できませんから、
数社に見積もり依頼し、その対応の速度や丁寧さも含めて確認をしてから依頼先を決定しましょう。

 

 

「プロに依頼する」場合の注意点

「プロに依頼する」と言っても、選択肢は制作会社のみではありません。

フリーランスや個人でもホームページ制作を依頼することは可能です。

個人、フリーランス、制作会社の特徴を見ていきましょう。

 

個人の場合

  • 制作費 :低
  • 制作期間:長
  • 品質  :不安
  • 柔軟性 :高
  • 納品後 :不安
  • 失敗例 :
    機能やセキュリティー対策が不十分
    デザイン性、ユーザビリティの問題からユーザーが離脱しやすい
    コンテンツの質と量が不十分でユーザーに有益な情報がない
    SEO対策が不十分で検索上位に上がらないためホームページに閲覧数が伸びない

 

個人に依頼する場合は、コスト面でメリットがあります。
その反面、制作期間や品質は個人によって差が大きくなります。

 

最も不安な点は、納品後の対応です。
公開中のホームページは予期せぬエラーなどで突然表示されなくなることもあります。
こういった非常事態が起きた場合の対応は期待できない場合が多いでしょう。

 

 

フリーランスの場合

  • 制作費 :中
  • 制作期間:中
  • 品質  :不安
  • 柔軟性 :中
  • 納品後 :不安
  • 失敗例 :
    要件定義の認識違いにより完成したホームページが要望と異なる
    スケジュールが遅れる
    予期せぬエラーに対応できずホームページが正常に動かない
    セキュリティー対策が不十分でホームページが攻撃される

 

フリーランスに依頼する場合は、制作費は個人よりも高くなりますが、制作期間については短くなり、柔軟性もあるのでコストパフォーマンスに優れていると言えます。

しかし、個人同様に品質や、納品後のアフターケアや、セキュリティー面で不安があります。

多くの場合は、納品して終わりとなり運用面でのフォローはないと思って良いでしょう。

 

 

制作会社の場合

  • 制作費 :高
  • 制作期間:短
  • 品質  :安心
  • 柔軟性 :底
  • 納品後 :安心
  • 失敗例 :
    予算オーバーとなった
    コミュニケーションが不十分で要望通りのホームページとならなかった
    保守管理契約に期間の縛りがあり想定以上の費用がかかった

 

制作会社に依頼する場合には、個人、フリーランスで不安となる品質、アフターケア、セキュリティー面で安心ができます。

その代わりに、費用は比較的高額となります。
また、アフターフォローは「保守管理」という形でサービスが提供されるため、制作費と別で、保守管理費用が必要となります。

個人、フリーランスに比べると、柔軟性は低く、一定の決まりや契約書の範囲内で制作が進められます。
いつまでに何をするという発注者側でのスケジュールも提示されます。
例えば、デザインの確定後に、「やっぱりこうしてほしい」という要望は、その修正規模によっては別途費用が発生し納期の遅延となる場合があります。

 

 

「プロに依頼する」場合に確認すること

  • ポートフォリオの確認
  • 制作実績の確認
  • 体制の確認
  • サポート内容の確認
  • 緊急対応の確認
  • 価格の妥当性の確認
  • 契約書の確認

 

個人・フリーランスの場合には、個々の差が大きくなります。
依頼をする前にポートフォリオや経験、実績の確認をしましょう。
デザインや制作のスキルはポートフォリオや制作実績を見ればある程度は把握できます。

また、実績の件数から、制作途中のコミュニケーションやスケジュール管理などのスキル以外の部分に慣れているかが推測できます。

 

制作会社の場合には、制作費が妥当なものなのかを相見積もりをとり、公開完了後の保守管理の範囲や規定を確認し、料金も含めて確認しましょう。

また、契約書にしっかりと目を通し、不利な条件がないか契約前に確認しましょう。

 

 

「プロに依頼する」場合に失敗しないために

「プロに依頼する」場合に失敗しないためには、コミュニケーションの齟齬をなくすことが最も重要です。

下記の点を制作前に明確にしておきましょう。

 

  • ホームページを作る目的
  • ホームページで成し遂げたい目標
  • ホームページを見てほしいターゲット
  • ホームページに掲載したい内容
  • 印象付けたいイメージ

 

「思っていたデザインと違う」「作ってほしいものと違う」などの失敗の原因の根本は、「考えやイメージが伝わっていないこと」にあります。

 

このような失敗を未然に防ぐためには、制作を依頼する前に、
どのようなホームページにするか、誰に見て欲しいか、何をゴールにするのかといった点を明確にしておく必要があります。

 

例えば、「よくわからないから、いい感じに作って」などどいうニュアンスで制作が進行してしまうと、
あなたの「いい感じ」と、誰かの「いい感じ」は必ずしも一致しませんし、誰にとって「いい感じ」なのかによってデザインや内容が変わってきます。

 

 

まとめ

ホームページを「自分で作る」か「プロに依頼する」かについて解説しました。

 

費用とクオリティー、セキュリティーなどを総合的に見ると、「プロに依頼する」ほうがメリットが大きいと言えます。

 

個人、フリーランス、制作会社のどこプロに依頼するかは、作りたいホームページの規模やクオリティー、安全面などによって検討しましょう。

 

一般的な企業のコーポレートサイトの場合、最も安心できるのは制作会社です。

どのプロに依頼する場合にも、ホームページを作る目的、ターゲット、目標などを明確に伝えましょう。

 

必ず相見積もりを取り、制作費が妥当なのか、担当者の対応はどうかなど総合的に判断して制作会社を選定しましょう。