News

2023/11/17 WEBサイト|制作会社

「名刺代わりにホームページを作りたいがどこに依頼するのが良いかわからない。」
「ホームページが必要なのはわかるけど費用はそこまでかけられない。」

 

こういったお悩みを持たれる方は多いのではないしょうか?

今回はホームページ制作の費用や料金形態について紹介し、制作会社の選び方について解説します。

 

 

ホームページを作る目的は何か?

ホームページ制作の費用は、そのページ数や機能などによっても大きく変動します。

 

まずは、なぜホームページを作るのかという目的を明確にしましょう。
そうすることで、どの程度のページが必要で、どんな機能が欲しいのかが整理でき、具体的な費用がわかってきます。

 

ホームページの目的には大きく分けると下記の3つがあります。

 

  1. 名刺代わり
  2. 問合せ・注文などの獲得
  3. 商品の販売

 

これらの目的別に費用を見ていきましょう。

 

 

1.名刺代わり

名刺代わりのホームページの場合には、会社概要や事業内容などの情報を載せておく必要があります。

 

ページ数はトップページ・会社案内・事業紹介など3ページほどに集約することもできます。
より詳細に情報を載せたい場合にはページ数を増やす必要があります。
また、名刺代わりとは言え、問合せフォームは必要最低限の機能となるでしょう。

 

検索の対策としては「会社名」と「地域」などの検索結果として表示されれば良いので、SEO対策に費用をかける必要はありません。

 

気をつけたい点はホームページを見た人が、どのような印象を受けるかというところです。
例えば、法律事務所のホームページのデザインが、遊び心に溢れた派手なものであった場合、どのような印象を受けるでしょうか?

法律事務所という業種は「信頼」「安心」といった印象を与えるようなデザインがベターです。
ユーザーを不安にさせてしまうようなデザインは逆効果となってしまうので、名刺代わりのホームページを作る場合には、デザインにある程度こだわる必要があります。

 

デザインにこだわりブランディングを強化したい場合には、30万円以上の費用がかかってきます。
費用を抑えたい場合には、テンプレートを利用した制作であれば10万円前後が相場になります。

 

 

2.問合せ・予約などの獲得

ホームページ経由でお客様からのお問合せや、予約を獲得することを目的とする場合には、コンテンツの内容を選定して、その文章の内容や写真にもこだわる必要があります。

 

また、事業に関連するキーワードでの検索で上位表示をさせてホームページを見にきてもらいやすくする必要がありますから、SEO対策も必須になります。

 

ページ数はトップページ・会社案内・事業紹介・実績・採用情報など5ページ以上になってくるでしょう。
また、問合せフォーム・発注フォーム・予約フォームなどのフォーム関連の機能が必須となります。

 

気をつけたい点は、デザインだけを重視した制作会社に依頼しないことです。
ホームページがオシャレであることが必ずしも問合せの増加には繋がりません。オシャレすぎて動線がわかりにくければ、ユーザーは離脱してしまいます。
制作後も運用面でしっかりとカバーしてくる制作会社を選びましょう。

 

こちらの場合は、制作費の他にライティングや撮影の費用がかかりますので、40万円〜50万円以上の費用が必要になってきます。
また、SEO対策などの運用の代行を依頼する場合には毎月の代行費用がかかってきます。

 

 

3.商品の販売

商品販売が目的のホームページには、カートシステムや決済システムが必要になります。
このような機能をオリジナルで構築する場合には、50万円〜100万円以上の費用が必要となります。

 

クレジットカード情報や商品の配送先の住所などの個人情報を扱うことになりますので、SSL化をはじめとしたセキュリティ対策も必要となってきます。

 

また、商品を購入できる機能を作ってもお客さんにきてもらわなくては売れません。
集客のためのSEO対策や、場合によってはリスティング広告などのWEB広告を運用する必要も出てきます。

 

商品の販売を目的にしたホームページの場合には制作費だけでなく、運営費やセキュリティー対策費、集客ための広告など月々の費用がかかってきます。

 

 

料金形態

ホームページを制作する目的が決まったら、それを実現するために最適なサービスや制作会社を探しましょう。

 

選定する基準は様々あるので、ここでは料金形態にフォーカスしてみていきましょう。
ホームページ制作の料金形態は大きく3つに分けられます。

 

  1. 制作費+保守管理費
  2. 初期費用+月額利用料
  3. 月額利用料のみ

 

これらの料金形態別にみていきましょう。

 

 

1.制作費+保守管理費

予算に余裕があり安心して運用したい方」へおすすめ

 

制作費+保守管理費型は、制作費と毎月の保守管理費がかかります。

月々の保守管理費には、テキスト修正・追加、画像の差替えなどの軽微な更新作業が含まれます。
保守管理費は5000円〜3万円が相場ですが、内容によってはそれ以上となる場合もあります。

 

メリットとしては制作費を支払った後は基本的に保守管理費のみで運用ができ、不具合があった際にも保守範囲内で対応可能な場合がほとんどですので、安心してホームページを運用できます。
保守管理に入らない選択も可能ですが、軽微な更新であっても、その都度、別置費用がかかる場合がほとんどです。

特にエラーが起きた場合の対処には専門的な知識が必要となるので、保守管理には入っておいた方がメリットは大きいと言えます。

 

また、下記で紹介する料金形態の場合には、契約を終了するとホームページの公開が停止される場合が多いのですが、制作費を支払っているので、仮に保守管理を解約したとしてもホームページのデータは自社のものです。
他の運用会社へ乗り換えたり、自社で保守を行うといったことも可能です。

 

 

2.初期費用+月額利用料

「初期費用を抑えて、ある程度のボリュームのホームページを作りたい方」へおすすめ

 

初期費用+月額利用料型は、1〜10万円ほどの初期費用を支払った後に、月々の利用料がかかる料金形態です。
サブスクに初期費用が必要というイメージです。

 

月額利用料の相場は、5000円〜5万円で制作会社によって様々です。

 

メリットは制作費を支払う場合よりも、初期費用が抑えられる点です。
月額利用料には保守の内容も含まれることが多く、更新作業にも対応しています。
また、ページ数の上限が6ページほどのサービスが多く、下記で紹介する月額利用料のみのサービスよりも多くのページを作成できます。

 

デメリットは利用を終了するとホームページの公開が停止される場合が多い点です。
つまり、ホームページを長く使いたい場合に費用が永続的にかかることになり、利用期間によっては制作費を支払うよりも高額になることも考えられます。

 

 

3.月額利用料のみ

「初期費用をかけずに簡単なホームページを作りたい方」へおすすめ

 

サブスク型のホームページ制作というイメージです。
初期費用や制作費は一切かからず、月額の費用のみでホームページが持てることがメリットです。

 

月額利用料の相場は、8000円〜3万円ほどで、追加したい機能や、ページに応じて料金が変動します。

 

作成できるページに制限がある場合が多く1〜3ページまでが相場です。1ページ追加したい場合にページあたり数万円かかったり、月額利用料がプラス2000円になったりと、細かなオプション追加料金の設定が用意されています。

 

初期費用がかからず、月額数千円からでホームページを持つことができるので、お得な印象があります。
しかし、様々な制約があり結局高くなってしまう場合もあります。

 

 

どこに依頼するか?

目的別の相場、料金形態を見てきましたが、結局どこに依頼すればいいのか、その基準がわからなくなってきたと思います。

 

ここからは選定方法としておすすめする基準を紹介します。

 

 

ホームページを作るということは、家を建てることに似たり

オリジナルデザインのホームページを作ることは注文住宅を建てるイメージです。
どのような部屋割りにするのか、駐車場は何台分確保するか、家族構成を考えてどこに何を配置しようという形で、打ち合わせを重ねていき、理想の家が完成します。

 

テンプレートを使うということは建売の家や、マンションを購入するイメージです。
一定の型がありオプションでカスタマイズもでき、打ち合わせを重ねて完成します。

 

どちらにもメリット・デメリットはあります。
そして、どちらも人と人が打ち合わせを重ねて作っていくものです。

 

ホームページ制作をどこに依頼するのかは、この「打ち合わせ」が、行いやすいのかどうかを基準に選ぶことをおすすめします。

 

 

対面での打ち合わせが可能か?

近年ではビジネスにおいてZOOMでの打ち合わせも一般的になってきましたが、ちょっとしたラグが互いの認識のズレを生むこともあるため、対面での打ち合わせができることが最も理想的です。

 

また、安価な設定の制作会社の場合には打ち合わせはメールのみというところもあり、意図が伝わりにくく納得のいかないデザインになってしまうこともあります。

さらにこういった料金設定のサービスは修正回数に上限がありますから、修正も十分に対応されないこともあります。

 

こういった意味で、大きな技術的な差がない場合には、距離的なアドバンテージがある制作会社を選ぶことをおすすめします。

 

 

コミュニケーションは柔軟か?

上記の打ち合わせが可能であったとしても、会話からこちらの意図が伝わるかは別の問題です。

 

また、専門用語を多用して説明も十分でなかったり、打ち合わせの場面でも互いの意図が噛み合わなければ、理想のホームページは完成しません。

 

これは制作会社が如何にクライアントと向き合っているかという姿勢の問題になります。制作会社のサービス紹介などのページを見ただけでは、これらの実態は分かりません。
会って話をしてみて感じることもあるので、発注の前に対面で打ち合わせができる制作会社を選ぶと良いでしょう。

 

 

まとめ

ホームページ制作の費用や料金形態、制作会社の選び方について解説しました。
大きく下記の3点に注意して検討を進めましょう。

 

  1. ホームページを使って何がしたいのか?
  2. 予算はどのくらいまで準備できそうか?
  3. 信用に足る制作会社がなるべく近くにありそうか?