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2025/05/29 WEBサイト|WordPress|セキュリティ|ホームページ|制作会社

WordPressは便利だが「狙われやすい」

世界中のWebサイトの40%以上がWordPressで構築されていると言われています。オープンソースで導入が容易、豊富なテーマ・プラグインが揃っており、個人ブログから企業の公式サイトまで幅広く利用されています。

しかしその反面、攻撃対象としても非常に狙われやすいという現実があります。特にプラグインの脆弱性を狙った攻撃は後を絶ちません。安全なサイト運営のためには、ただ機能を追加するだけでなく、セキュリティ意識をもってプラグインを選び、サイトの状態を定期的にチェックする習慣が欠かせません。

本記事では、WordPressサイトを守るために知っておきたい「プラグイン選定のコツ」と「脆弱性チェックの実践法」を解説します。

 

プラグインは何でも入れていいわけじゃない:選定の5つのチェックポイント

プラグインは便利な反面、「入れるだけで危険を招く可能性」もあることを忘れてはいけません。以下の5つの観点で厳選しましょう。

 

  1. 最終更新日が最近か?
    更新が1年以上前のプラグインは要注意。
  2. アクティブインストール数が多いか?
    10万件以上の実績があると安心。
  3. 評価とレビュー内容はどうか?
    ★4以上、レビュー内容もチェック。
  4. 開発元は信頼できるか?
    実績のある企業・開発者か確認。
  5. 本当にその機能は必要か?
    機能の重複や不要なものは削除を。

 

脆弱性の定期チェックは「攻撃される前の備え」

セキュリティ対策で最も重要なのは、「気づく」ことです。以下のような方法で、サイトの安全性を定期的に確認しましょう。

 

1. WordPress自体とプラグインの更新を怠らない

更新通知が来たらすぐに対応を。更新=脆弱性修正です。

 

2. セキュリティ診断プラグインを導入する

おすすめのセキュリティ系プラグイン:

  • Wordfence Security:WAF、ログイン防御、マルウェアスキャン
  • iThemes Security:脆弱性スキャン、二段階認証、ログ監視
  • Sucuri Security:改ざん検知、外部スキャン

 

3. 外部診断サービスを活用する

  • WPScan:WordPressの既知の脆弱性を自動でチェック
  • Google Safe Browsing:Googleからマルウェア認定されていないか確認

 

まとめ:攻撃は「いつか」ではなく「すでに始まっている」

WordPressは利便性の裏にリスクも存在します。しかし、正しく運用すれば十分に安全に使うことができます。

  • ✔️ プラグインは厳選し、無駄なものは削除する
  • ✔️ 常に最新版を保ち、自動更新を活用する
  • ✔️ セキュリティプラグインと外部診断ツールで定期チェックをする

安全なサイトは、ユーザーの信頼につながります。Web制作のプロとして、納品して終わりではなく、守る体制を整えるところまでが仕事という意識を持ちたいですね。